神戸宇孝さんの「らくらくバードウォッチング」No.09 清澄庭園
この投稿は2016年12月22日にkeikoが公開しました← 過去の投稿へ次の投稿へ →

神戸宇孝さんの「らくらくバードウォッチング」No.09 清澄庭園

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1年目12月のおでかけポイント

No.09 清澄庭園

環境:池 森林

師走は週末も忙しくなってきて、のんびりと野鳥を観察している余裕も徐々になくなるため、駅から歩いて数分で行かれる緑の多い公園でのバードウォッチングを計画。地図でチェックすると、清澄庭園がヒットし、さっそく出かけることにしました。庭園は芝生の保護や文化財が保存の目的から三脚禁止のところも多いので、今回は望遠鏡を持っていくのは控えました。

 

入園料を払って中に入ると大きな池があり、水面にはカモが浮かび、石の上にサギが止まっている姿がすぐに確認できました。

 

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アオサギは人に慣れているようで、近づいても逃げる気配がありません。普段は遠くにいる姿を見ることが多いアオサギを、双眼鏡で細部までじっくりと観察。

 

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周囲を見回すと、池の中の島にもアオサギがいましたが、顔を翼の内側に入れています。アオサギは寝るときにこのような姿勢になることがありますが、見たいと思うとなかなか見られない姿です。

 

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アオサギをずっと見ていると足元にカモが寄ってきました。嘴の先端が黄色いのでカルガモです。

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どうも庭園では餌を与えている人がいるようで、このカルガモも私に餌をねだりにきた様子。しかし、私は双眼鏡を向けることしかしないため、カモは自分で餌を採りはじめました。
(注:2016年12月1日より、清澄庭園では園内の全ての生物への餌やりが禁止されました)

 

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他にもカモがいないか池に目を移すと、池の奥の方に群れがいました。

 

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前回の芝離宮でも観察されたキンクロハジロや、

 

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赤い頭が特徴のホシハジロがまず見つかりました。

 

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ホシハジロの後ろを、オナガガモがゆっくり泳いできました。

 

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アオサギが休んでいた池の島を改めて見てみると、ヒドリガモが寝ている姿も発見できました。

 

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園の奥まで歩いてくると、森が少し密になり、うっそうとしており、ヒヨドリが群れで大騒ぎをしていました。

なぜこんなに大騒ぎをしているのか、しばらく様子を観察していると、クスノキの実を食べにきていることがわかりました。よく見ると、前回観察できたツグミの姿もありました。

 

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クスノキの来ている鳥たちの観察を続けると、ツグミのように翼が茶色くない鳥が茂みの奥に止まりました。嘴の一部が葉陰で見えなかったのですが、灰色の羽毛がないや頬が茶色っぽくないことでヒヨドリとも違うようです。ツグミの仲間、シロハラでよさそうです。

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このシロハラはすぐに林内に飛び込んでいってしまったので、再び現れることを願ってしばらく待っていたところ、上空をムクドリの群が舞い始めました。

 

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ムクドリもこのクスノキの実がお目当て。群れで行動しながら、ものすごい勢いで実を食べていきます。少しはほかの鳥たちにも残しておいて…という私の声は届きません。
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しかし、ツグミはしたたかでした。木の枝に止まって無関心かのような顔をして…

 

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ムクドリの群れに動きをよく見ながら隙をついて、実を採っていました。賢いです。

 

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そんな鳥たちの争いも30分もすると、静かになりました。シロハラもどこかに行ってしまったようなので、少し足を前に進めると、今度はカワラヒワがいました。小声でキリリ、コロロと鳴いています。どうやら先ほどのヒヨドリの大騒ぎで聞こえなかったようです。

 

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今日は木の上を見ていると良いことがありそうな雰囲気なので、園内の木の上部に注意していると、ハトの姿が見えました。キジバトかな?と双眼鏡で確認してみると、なんと背中が緑色です。

 

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なんとアオバト!普段は山間の林にすむハトで、23区内で見られることは非常に少ない鳥でしょう。翼の一部が赤紫色なので、雄であることもわかりました。図鑑の解説を読むと、寒い地域に地方にすむアオバトは冬になると暖かい地方に移動をするらしいので、その途中に清澄庭園に寄ったのでしょう。しかし、3km西に行けば、緑が豊かな皇居もあるというのに、何故に清澄庭園を選んだのでしょうか。不思議です。

 

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アオバト発見でかなり興奮した一日となり、その後コゲラやハクセキレイ、ユリカモメなども観察できました。今回の観察では合計20種、新しく見た鳥は2種でした。

 

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お勧め機種
清澄庭園は鳥は人に慣れている印象でしたので、双眼鏡で十分。明るいEDレンズ搭載機種でしっかりもよし、小型の機種で気軽に観察もよし、の場所です。歴史的に貴重な建造物も多く、一般の来園者も多いので、三脚を必要とする望遠鏡は控えた方がよいでしょう。

エンデバーEDシリーズ

エンデバーEDⅡシリーズ

オーロスシリーズ

 

 

 

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