神戸宇孝さんの「らくらくバードウォッチング」NO.17 葛西臨海公園 Part2
この投稿は2017年8月25日にkeikoが公開しました← 過去の投稿へ次の投稿へ →

神戸宇孝さんの「らくらくバードウォッチング」NO.17 葛西臨海公園 Part2

2年目8月のおでかけポイント

No.17 葛西臨海公園 Part2

環境:森林 干潟

8月もよいと現地の方からお聞きして先月に引き続き、葛西臨海公園を訪問しました。7月にも見たJR京葉線の高架の下にはツバメの巣はありましたが、双眼鏡で見ると雛の姿はありませんでした。無事に巣立ったようです。

まずは水辺の鳥をしっかり見ようと、西なぎさへ。浜辺にはクラゲが打ち上がっていました。さすがに8月。

なぎさを見渡すと、網の手間の干潟部分に白いサギが集まっている様子が確認できました。

ウロウロしているコサギの後ろにいるのはダイサギですが、嘴の根元が緑色になっている夏羽の   ダイサギと嘴が黄色い冬羽のダイサギが同じ場所で観察できました。これはこれで貴重な観察です。

東なぎさも確認すると、以前いたホウロクシギやダイシャクシギは不在。しかし、トビが岩の上に。 一般種ではありますが、これまで未確認でした。

もう一つ、タカの仲間が現れました。写真ではちょっとわかりにくいのですが、杭の先のミサゴです。魚を主食とする猛禽類です。毎日江戸前の新鮮な魚を食べているなんて、うらやましい限りです。

先月に続き、この日も暑かったので、浜辺での観察は早々に引き上げたのですが、林の中にも鳥の姿はムクドリ、スズメを見たのみで、なかなか種類は増えません。どうしようと思って、ふと海辺を見ると、沖にちょっとした島が見えました。望遠鏡で見ると牡蠣でできた島です。

汗を拭きながら、そこを望遠鏡で確認すると陽炎の中に嘴が赤い白黒の鳥がいました。近年、東京湾で増加傾向のミヤコドリという鳥でした。この日は3羽しかいませんでしたが、越冬期には300羽ほどが東京湾内では見られるそうです。嘴で貝をこじ開けて食べる習性があり、英名ではOystercatcher  (オイスターキャッチャー:牡蠣を取る鳥)という名前がついています。

少し粘ってみたもの、姿がちゃんと撮影できる機会は現れず、望遠鏡で観察した様子を描きました。 頭の中でかなり倍率を上げています。こういうときにスケッチは便利です。

先月お会いした方が「8月は暑さをしのぐためにも観察小屋から鳥を見てくださいね」とのアドバイスも頂いていたことを思い出し、そこへ体を疲労させないためにも、そこを目指すことにしました。

小屋から外を覗くと、細い体のシギが走り回っていました。ちょっと嘴が上に反っているアオアシシギです。立ち止まった瞬間に撮影しました。

走り回っている様子をよく観察すると、嘴を水の中に入れたまま走っているのがわかりました。   ずっと目で追っていると時々魚を捕まえていました。

しかし、やはり暑さには勝てませんでした。当日の気温は35℃を越え、午前中の観察で終えることにしました。何はともあれ安全第一です。家に無事に戻ることがバードウォッチングでは最大の“成果”でなくてはいけません。

この日新しく観察できた鳥は4種。継続は力なり。一種類ずつの出会いを大切にしていきたいと思います。

 

お勧め機種

立ち入り禁止区域では鳥との距離があるので、望遠鏡を持っていきましょう。水辺での観察は長い時間望遠鏡を覗くことも多くなるので、体勢が疲れにくい傾斜型のほうが便利です。鳥との距離が遠いことも多い場所なので、双眼鏡は10倍のものがお勧めです。特に芽の疲れにくいEDレンズ搭載のエンデバーシリーズがよいと思います。観察小屋では見やすい場所を譲り合って鳥を見て、気持ちのよいバードウォッチングを心がけましょう。

エンデバーEDⅡシリーズ

エンデバーHDシリーズ

エンデバーXFシリーズ

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