第7回 新しい野鳥との出会いを求めて
この投稿は2018年10月29日にkeikoが公開しました← 過去の投稿へ次の投稿へ →

第7回 新しい野鳥との出会いを求めて

新しい野鳥との出会いを求めて!

目次
1. 野鳥観察に行ってみよう!
2. 自治体で開催される観察会も
3. 博物館・野鳥公園などでの観察会へ
4. ガイドブック(探鳥地ガイド)の活用

 

1.  野鳥観察会に行ってみよう!

自宅周辺だけでのバードウォッチングでは、見られる種類数が増えなくなるラインがあります。一般的な住宅地だと春から夏にかけては多くて30-40種類くらいで、一年を通しても60-70種類くらいがだいたい上限です。その一つ一つの種類の行動や生態をしっかり観察するのが楽しい私の場合はそれでも問題ないのですが、初心者の多くはやはり「もっとたくさんの鳥を観察したい」という気持ちになるものです。私もバードウォッチングを始めてすぐの頃はそうでした。幼稚園の時に自宅周辺で野鳥の観察を始め、見たことのある鳥の種類を数えると、20種類くらいから増える速度が格段に落ちました。鳥たちはそれぞれに好む環境が異なり、棲み分けていますので、それは当然のことです。しかし、いつ、どのような場所に行けば新しい種類の鳥に会えるのか、わかりにくいものです。

そこでおすすめしたいのが、野鳥観察会への参加です。NHKの年末番組の紅白歌合戦で、観客席の札のカウントで有名になった財団法人日本野鳥の会は全国に支部があり、探鳥会(「たんちょうかい」と読みます)という野鳥観察会を行なっています。お住まいの最寄り支部や出かけた先で日程の合う探鳥会を探してみましょう。初めての参加でも楽しいです。

日本野鳥の会支部一覧
https://www.wbsj.org/about-us/group/group-list/

 

私が2018年に初めて伺った日本野鳥の会島根県支部の探鳥会の風景。その地域の鳥たちの特性や魅力もたくさん教えていただきました。

 

探鳥会には幹事と呼ばれる担当がいて、その地域の専門家です。会の受付で初心者であることを伝えて幹事のそばにいると、鳥の見つけ方や識別の難しい鳥の見分け方、あなたが出会ってみたい鳥のいる場所など、いろいろ鳥のことを教えてもらうことができます(注:数が少なかったり、減少している鳥の居場所は、保護の観点から公開を控えていることもあります)。また、先に鳥を見つけて望遠鏡で見せてくれることも多いので、鳥を探すコツもよくわかります。望遠鏡で見せてもらうときは、ほかの人との順番を譲り合い、気持ち良い観察ができるように心がけましょう。

 

 

2. 自治体で催される観察会も

また、野鳥の会の支部でなくても、自治体で観察会を行っているところがあります。「市町村名」「野鳥観察会」「自然観察会」というワードなどで検索すると、ネット上で見つけることができます。自治体の観察会は春や冬に多いのですが、開催される回数は少なく、訪問する時期と観察会の実施が合わないことも多々ありますので、注意が必要です。

 

 

3. 博物館、野鳥公園などでの観察会へ

最近は、博物館や自然観察ができる公園施設での観察会も増えています。検索ワードは、「自治体名(県名、あるいは市町村名)」「博物館」「野鳥公園」「自然観察センター」「観察会」などでヒットすることが多いので、試しにチェックしてみるのも良いでしょう。野鳥公園などの場合、管理人や野鳥案内できる人が常駐する場所のほうが、そのような観察会の企画本数が多いようです。また、博物館の開催する観察会で学芸員が案内するものは自然に対する深い知識を得ることができますので、幅広い見識を得たい人にはもってこいです。私は小学生の時に博物館の自然観察会へ隔週で通っており、土曜日に小学校が終わると家に走って帰って電車を乗り継いで午後からの観察会に参加をしていました。そのおかげで、野鳥とその周辺の自然環境への興味も深まっていきました。

野鳥を観察できる施設へ行くのも良いです。レンジャーと呼ばれる指導をしてくれる方がいる場所では、その日の鳥の出現状況を教えてくれますし、観察用具の貸出などもしているところが多いので、手ぶらで行くこともできます。

以下のサイトに代表的なものがありますが、そのほかには、野鳥観察館、自然観察センター、自然生態園、ネイチャーセンターなどを検索するのが良いでしょう。

文一総合出版:Birder.jp 列島縦断野鳥情報
http://birder.jp/month/forecast/f-top.html

 

野鳥観察館などでは望遠鏡が設置されていることも多い

 

 

4. ガイドブック(探鳥地ガイド)の活用

 

観察会と日程が合わない、近くに適当な野鳥公園などがないという方には、野鳥観察に適した場所を紹介する書籍をまず購入されることをお勧めします。地図が載っており、事前に場所のイメージがしやすく、しっかり予習できることが特徴です。

全国を網羅したものは最近少なくなり地域でまとめられたもの(例:首都圏、北海道など)が増えています。野鳥の会の支部が県内などエリアに限って編集した冊子がありますが、印刷部数が少ないこともあり、ネット検索では見つからないものがあります。また、在庫について各自で支部に問い合わせが必要です(売り切れもよくあります)。

 

私の持っている探鳥地ガイドの一部

 

また、東京都内には野鳥観察の関連グッズを扱った専門店が複数あるので、問い合わせをしてみましょう。以下、代表的な店舗の紹介です。

 

Hobby’s World(ホビーズワールド)
ページ左側の「商品カテゴリー」で、書籍を選んでください。
http://www.hobbysworld.com/

 

六本脚
野鳥関連の書籍のページ
http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/b-fieldguide-s.html
トップページ
http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/index-j.html

 

日本野鳥の会直営店「バードショップ」
https://www.wbsj.org/shopping/shop/bird-plaza/

 

初めて訪問する場所では最新版の本のほうが道や環境の違いが少なく安心ではありますが、古いものには思いがけない場所の紹介もされているので、古本屋で見つけたものを試しに買って、その場所に行ってみるのも楽しいものです。余裕があればお試しください。

 

 

 

 神戸宇考野鳥画家 神戸宇孝(ごうど うたか)

プロフィール1973年石川県生まれ
英国サンドーランド大学自然環境画学科卒。

5歳の時に野鳥観察に興味を持ち、野鳥画は小学生の時に動物画家の薮内正幸氏の絵を見て描くようになる.CWニコル氏のものの環境管理について学び、2000年英国に留学、野鳥生物を描く基礎を学ぶ。在学中、野鳥雑誌BIRDWATCH野鳥画コンペティションに最優秀画家の一人に日本人としてはじめて出される。野鳥の行動や環境と生き物のつながりを観察するのがモットー。

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