秋の撮影シーズンにバンガードプロたちが紹介してくれた撮影のコツを紹介。秋に限らず、どの季節でも通用する基本的な撮影のヒントです。
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毎年この季節がやってくる。空気は冷たく母なる自然はゴージャスな色彩をキャンバスに散りばめる。あらゆる分野のフォトグラファーたちがみんな秋の美しさにインスパイアされる。でもスパイスのきいたパンプキンラテを手に秋の撮影に向かう前に、より印象に残るイメージを撮るための7つのヒントを知っておいて欲しい。
1. RAWで撮影する
普段RAWで撮影しない人たちは秋に限っては挑戦すべきだ。RAWはゆとりある編集への扉を開いてくれる。RAWイメージが切り取った見捨てられた細部に気づいた時、きっと感謝するだろう。後からいくらでも露出を上げたり下げたり、イメージを正すことができる。
2. 早朝あるいは遅い午後の撮影を選択する
早朝あるいは夕暮れ近くのやわらかな光を利用しよう
3. どんな瞬間を撮りたいか前もって計画する
すでに心には撮影においていちばん撮りたいと思っているものがあるだろう。枝葉や水、通常の風景撮影はは異なるレンズやフィルターが必要になるため、そういった画を得るのに必要なものが揃っているかを確認しよう。
4. 快適なパッキング
不快感は他の何よりもクリエイティビティを奪う。これまで方に食い込む重量オーバーのカメラバッグを持ち歩いたことのある人は、フィールドに出た時にこれがいかに気を散らせるか知っていることだろう。
持ち歩く機材に戦略的になれ、とはデトロイトを拠点にするフォトグラファー、ブライアン・ミネアーの言葉。
”もし自分がたくさん歩くとわかっていたら、本当に必要なものは削らずに極力軽い装備でパッキングするだろう“と彼は言う。
トラベルを意識してデザインされたバッグは劇的にその使い勝手にインパクトを与え、さらにより良いショットを押さえるために集中できるため、気分良く撮影に臨むことができる。
ブライアンのおすすめはバンガードのAdaptor<アダプター>48だ。(日本では独自にブラックも展開している)
”このバッグは快適かつ自分に必要な機材すべてを収納できる。カメラを素早く取り出せるし、すべてが内部で安全に守られていることにも安心できるんだ。”
ポートランドを拠点に活躍するフォトグラファー デイヴィッド・ターレーはHavana<ハバナ>48に頼りっきりだ。(日本ではブルーも人気)
”仕事にも普段にも使ってるバッグだよ。瞬時にデイパックにもなるから効率的なんだ”
5. よく知らない土地に出向く
魚がうようよいる反射する湖や様々な木々の生い茂る親しみのある土地を再訪することに心をそそられる気持ちはわかる。それでもアウトドアで過ごす時に、いつもの居心地のいい場所の外側に出ていくことで、新たな場所を発見する意識を持つことができる。新たな環境に身を置けば、インスピレーションやチェレンジすべきことにも出くわし、最高の秋の風景を手にすることができるかもしれない。
6. トラベル三脚を使う
三脚を自宅に置いていけば、三脚なしでは決して撮ることのできない多くのショットを逃すことになる。三脚は持ち運びもセットアップも厄介だなんて言うようなフォトグラファーにならないでほしい。今日ではトラベルに特化してデザインされた素晴らしい三脚がたくさんある。
ブライアンはアルタプロ284CBとボールヘッドC\SBH-100を愛用している。
”普段はアルタプロをバッグに取り付けている。カーボン製で軽いし、本当にしっかりしてるからパフォーマンスに一切の不安もない。必要な働きを十分果たしてくれる”
アルタプロは開脚角度の調整もでき、岩場などの不整地でもセットアップが可能。ブライアンを含む数千のフォトグラファーに愛用されているアルタプロは世界的なベストセラーの1つで、世界各国の写真雑誌やデザイン賞での受賞も豊富だ。
デイヴィッドは超コンパクトなトラベル三脚VEO<ヴィオ>を愛用している。
”持っている4本の三脚のうち2本がVEOだよ。小さくて軽量、でもしっかりしてて丈夫。だから2本も持ってる。良すぎるくらいなんだ。”
7. シリーズとして撮影する
少しの計画と正しい機材があれば、生産的な秋のシューティングの準備は万端だ。少なくとも数日前にはスケジュールを決めれば、あとは雄大な自然が1年に数週間、この並外れて鮮やかな色彩をわたしたちに与えてくれる。さあ、楽しもう。