スタンド脚付き一脚 VEO 2S CM-264TBP120T を
レビューいただきました
こんにちは、VANGUARDです。
野鳥画家の 神戸 宇孝 さんに、軽量で機動性の高いスタンド脚付き一脚 「VEO 2S CM-264TBP120T」 をフィールドでご使用いただきました。アンケートのご回答をもとに、実際の使い勝手を神戸さんのコメントとともにご紹介します。
使用環境とスタイル
使用場所:低山(林道・砂利道の散策路)、街中の公園、水辺(木道・舗装散策路)
観察スタイル:歩きながらの観察(ウォーク&ウォッチ)
使用機材:小型フィールドスコープ ATC 17–40×56(約970g)
「歩きながらの観察に向いています。鳥を見つけたらそのまま立てられるので、三脚を広げる時間で逃していた場面でも捉えられるようになりました。」
携帯性:三脚の重さからの“解放”
カーボン製で軽量。リュック(VEO ACTIVE BIRDER)と組み合わせた際の前後バランスが良く、登り下りのある低山でも安心。
「もう少し全長が短いとリュック内収納もしやすい」というリアルな声もあり、携行性の高さが際立ちました。
「とにかく三脚の重さからの開放感が良かったです。荷物の軽量化ができるので、一人で鳥を見に行くなら十分だと思いました。」
安定性と操作性:モノポッド+スタンド脚の“ちょうど良さ”
- スタンド脚(トライフィート)が設置安定性を補助
- 座位の低い姿勢が最も落ち着きやすいという実感
- 凹凸地面や風の強い日は片手で支え続ける意識が安心
「三脚ほどの安定感はありませんが、素早く構えられるのが魅力。座って一番低い状態だと安定して使えました。」
疲労軽減:肩・腕への負担を大幅軽減
軽さと機動性により、歩行と観察を繰り返すフィールドでも負担を低減。左右のバランスが崩れにくく、長時間の散策でも疲れにくいのが特長です。
「腕や肩の負担が格段に減りました。低山の斜面でも不安なく歩けました。」
雲台との相性:スコープ用途の最適解を
付属のVEO BP-120Tは軽快で汎用的。一方でスコープの重量・慣性によってはパーン棒の操作が重く感じる場合も。
スコープ用途ではビデオ雲台/スプリング雲台などの選択肢も検討価値あり。
「今回は雲台とスコープを手で支える運用が中心に。スコープ用には動画系の雲台が選べるとより良いと思います。」
メーカーより:スコープ用途には、耐荷重8kg・スプリング式カウンターバランス搭載の VEO PV-14 ビデオ雲台をおすすめします。軽量スコープでも滑らかなティルトと復元力でフレーミングを安定化し、歩きながらの観察~定点まで幅広く対応します。
改良要望(フィードバック)
- スタンド脚:もう少し長いと安定性がさらに向上しそう
- 折りたたみ操作:ツマミ操作で直感的に畳める機構があると理想的
- プレート形状:角の当たりを和らげると手当たりがより良好に
メーカーより:いただいたお声は今後の設計検討に反映し、使い勝手の進化を続けます。
こんな方におすすめ
- 荷物をなるべく軽くしたい
- 一人でバードウォッチングを楽しむ機会が多い
- 三脚の置き場に困るシーンが多い
- 見つけた瞬間に素早く構えたい
関連リンク
VEO 2S CM-264TBP120T 製品ページ
神戸さんの野鳥関連記事はこちら
レビュー一覧を見る