【三脚レビュー】冬の富士山と星空撮影

【三脚レビュー】冬の富士山と星空撮影

冬の星空と富士山を支えるカーボン三脚
レッツ撮影さんが語る「ALTA PRO 3 / 3X」の実力

こんにちは、VANGUARDです。

今回は、人気YouTubeチャンネル「レッツ撮影」を運営されているYuposu様たかし様に、カーボン三脚「ALTA PRO 3 303CLBPS」と「ALTA PRO 3X 304CLBPS」をご使用いただきました。

冠雪した富士山と冬の星空、さらに湖面に映り込むリフレクションという、シビアなコンディションの風景撮影。その現場で感じた剛性・操作性・機能性を、実際のコメントとともにメーカー視点でご紹介します。

冬の星空と富士山を前にALTA PRO 3三脚で撮影するレッツ撮影さん
▲ 冬の星空と富士山のリフレクション撮影に挑むレッツ撮影さんとALTA PRO 3シリーズ

レッツ撮影さんのレビュー動画はこちら

待ち侘びた季節到来。いざ冠雪の富士山と冬の星空撮影!!

「剛性もあり、操作感もよく、本当に使いやすい三脚でした!」

― レッツ撮影・たかし様

冬の星空&冠雪の富士山で体感した「ALTA PRO 3シリーズ」の魅力

今回の舞台は、冠雪した富士山と、その上に輝く冬の星座。無風に近いタイミングでは湖面に鏡のようなリフレクションが現れる、まさに絶景のコンディションでした。

そんなシーンでレッツ撮影さんが選んだのが、VANGUARDのカーボン三脚「ALTA PRO 3 303CLBPS」と「ALTA PRO 3X 304CLBPS」。広角レンズから望遠レンズまで使いながら、長秒露光・パンニング・ローアングルと、さまざまな撮影スタイルを試されています。

湖面に映る富士山と星空をALTA PRO 3シリーズで撮影する様子
▲ 無風状態で生まれる鏡のようなリフレクション。三脚の安定性が仕上がりを大きく左右します。

ポイント

  • 冬の星空と冠雪した富士山というシビアなロケーションでも安定したカーボン三脚
  • 星空・リフレクション・雲海といった長秒露光シーンで剛性をしっかり確保
  • 暗所でも直感的に操作できるパン機能・レバー配置

剛性と操作性 ― 夜の現場で「頼れる」カーボン三脚

動画内では、20秒や15秒のシャッタースピードで星空と富士山を撮影するシーンが多く登場します。風が出ればリフレクションが消えてしまうような繊細なコンディションの中でも、ALTA PRO 3シリーズはブレを抑え、安定したフレーミングを実現しています。

ALTA PRO 3のパン機能付き自由雲台のディテール
▲ 水平パンとボール自由雲台の組み合わせにより、構図決定がスムーズに。

暗闇でも迷わないロック方向表示

雲台部分には、ロック・解除方向がアイコンで明示されており、「どちらに回せば締まるのか」が直感的にわかる設計。暗いフィールドでの操作ミスを減らし、撮影に集中できます。

2つのパン機能でスムーズな水平移動

ALTA PRO 3シリーズの雲台は、

  • カメラ直下のパン機能(クイックな構図変更用)
  • 雲台ベース部分のパン機能(水平を維持したままのパン用)

という2つのパン軸を備えています。動画内でも、富士山と毛嵐の位置関係を保ちながら、左右へ滑らかに構図を振る場面でこの機能が活躍していました。

3段「ALTA PRO 3」と4段「ALTA PRO 3X」の違い

今回のレビューでは、Yuposu様がセンターポール付きの「ALTA PRO 3」を、たかし様がセンターポールレスの「ALTA PRO 3X」を使用しています。

ALTA PRO 3とALTA PRO 3Xを並べて比較している様子
▲ 左がセンターポールレスのALTA PRO 3X、右がセンターポール付きのALTA PRO 3。

段数の違いと携行性

  • ALTA PRO 3 303CLBPS:3段(脚の伸縮回数が少なく、素早くセットアップしやすい)
  • ALTA PRO 3X 304CLBPS:4段(収納時の長さがよりコンパクトになり、持ち運び重視の方におすすめ)

展開時の最大高さはほぼ同等で、センターポールの有無や段数の違いによって、「高速展開」か「携帯性」かという選び方ができる構成になっています。

センターポールの有無と使い分け

ALTA PRO 3はセンターポール標準搭載で、どうしても高さが欲しい際にサッと伸ばせるのが魅力。一方で、ALTA PRO 3Xはセンターポールを後付けできる構造となっており、通常はセンターポールレスで安定性・ローアングル性能を優先しつつ、本当に必要なときだけ装着する運用が可能です。

こんな方におすすめ

  • 車移動が多く、セットの速さと高さが欲しい方… ALTA PRO 3
  • 電車移動や徒歩での撮影が多く、携行性とローアングル重視の方… ALTA PRO 3X

ローアングル撮影とスパイク脚など、現場で効くディテール

地面すれすれまで下げられるローアングル

ALTA PRO 3Xはセンターポールがない構造のため、脚を大きく開脚することで地面すれすれのローアングルまで一気に下げることができます。動画内でも、「今まで使ってきた中で一番ローアングルがやりやすい」とコメントいただいています。

ALTA PRO 3Xでローアングル撮影をしている様子
▲ センターポールレス構造により、地面近くまでカメラポジションを落とせるALTA PRO 3X。

ワンタッチで切り替えられるスパイク脚

脚先端のゴムパーツを回転させることで、内蔵スパイクが出てくる構造もALTA PRO 3シリーズの特長です。土や砂利などの柔らかい地面ではしっかりと刺さり、三脚の安定性を高めてくれます。

ALTA PRO 3シリーズのスパイク脚のディテール
▲ ゴム足を回すだけでスパイクが出てくる構造。現場での安定感を一段と高めます。

冷えた現場でうれしいラバーグリップ

脚の一本には、ラバー製のグリップが巻かれており、冬場の冷え込んだロケーションでも手が冷たくなりにくい仕様。カーボン脚は軽量な反面、表面がツルツルとして滑りやすいことがありますが、このグリップのおかげで持ち運びやセッティング時の安心感が高まります。

雲海・毛嵐・リフレクションを狙う風景撮影での使い勝手

夜が更けるにつれ、山肌には霧や毛嵐が流れ込み、富士山の上部にも薄い霧がかかる印象的なシーンが広がりました。湖面には富士山がくっきりと反射し、「鏡を置きました」と表現されるほど完璧なリフレクションも映し出されています。

毛嵐と雲海が出た状態の富士山とリフレクション
▲ 富士山の上にも下にも霧が出たドラマチックな一枚。三脚の安定性がディテール描写を支えます。

こうした数秒〜十数秒単位で表情が変わっていく景色を確実に捉えるためには、画角を素早く振りつつも、ブレを抑えた安定した三脚が欠かせません。ALTA PRO 3シリーズは、

  • 水平を保ったまま素早く左右に構図を振れるパン機能
  • 風が出た際にも安心できる剛性
  • 星空と街明かりの露出バランスを追い込む長秒露光にも耐える安定感

といった点で、冬の富士山撮影というシビアな現場においても心強い存在となりました。

レッツ撮影さんの総評コメント

「剛性もあり、操作感もよく、本当に使いやすい三脚でした!」

― レッツ撮影・たかし様

動画の最後では、暗闇の中での最初の実戦投入にもかかわらず、特に操作に戸惑うことなくスムーズに使えたとコメントをいただいています。

パン機能を多用しながら、富士山と毛嵐、街明かりのバランスを探っていく撮影スタイルにおいても、ALTA PRO 3シリーズは「構図を追い込みながら安定して撮れる三脚」として高く評価いただきました。

付属キャリングケースも実用的

動画の最後では、付属の三脚ケースについても触れていただいています。両開きのファスナーと内側ポケットを備え、六角レンチや小物類を収納できる仕様。ネイビーカラーの落ち着いたデザインで、持ち運びもスマートです。

ALTA PRO 3シリーズの付属キャリングケース
▲ しっかりした作りのキャリングケース。内ポケットに六角レンチなどを収納可能。

今回ご使用いただいた製品情報

今回の撮影で三脚を使用して撮影した作例写真

最後に、今回の撮影でALTA PRO 3シリーズを使用して撮影された作例写真を、ギャラリー形式でご紹介します。

作例写真01:富士山と星空のリフレクション
作例01:富士山と冬の星空が湖面に映り込んだ一枚。
作例写真02:雲海と毛嵐に包まれる富士山
作例02:山肌を流れる霧と毛嵐がドラマチックな表情を生み出します。
作例写真03:縦構図の富士山とオリオン座
作例03:縦構図で富士山とオリオン座を収めた構図。
作例写真04:毛嵐が立ち上る富士山
作例04:毛嵐の動きが柔らかなベールのように重なる一枚。
作例写真05:中央配置の富士山
作例05:富士山を中央に据えた日の丸構図の一枚。
作例写真06:毛嵐と星空のコントラスト
作例06:毛嵐と星空のコントラストが際立つ印象的なラストカット。

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トラベルからプロ仕様まで、多彩な三脚を展開。

バンガードの三脚は、軽量トラベルモデルからプロ仕様まで展開。旅行やアウトドア、スポーツ観戦や野鳥観察、ポートレートやスタジオ撮影など幅広いシーンに対応。スマホ・一眼レフ・ミラーレス対応で、持ち運びやすく操作性も抜群。VESTA、VEO、ALTA PROシリーズなど多彩なモデルを揃え、撮影の自由度を高めます。

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