第9回 いまさらスズメ?今こそスズメ!〜一番身近な野鳥をじっくり観察してみませんか?

いまさらスズメなんて…
前回紹介した比較的小形のハクセキレイの観察で、“探す→見つける→双眼鏡に入れる”という一連の動きに慣れたのではないかと思います。そこで今回は、ハクセキレイよりも一回り小さい一番身近なスズメの観察を通して、双眼鏡の使い方を一歩先に進めましょう。
「いまさらスズメなんて…」と思われた方もいるのではないでしょうか。しかし、全長14〜15cmほどのスズメに普段から注意を向けるようになると、鳥の動きを目で追う習慣がつき、さまざまなシチュエーションで野鳥を簡単に見つけられるようになります。また、スズメを双眼鏡で捉える練習を重ねておくと、視界の良くない森林内などで鳥を探す際にも非常に役立ちます。
さらにスズメは人の行動をよく見ていて、こちらが急に動いたり、じーっと見つめたりすると、警戒してすぐに飛び去ってしまいますので、スズメの観察から、スズメが怖がらない“動きとの間合い”を覚えると、鳥に警戒されない方法(動くタイミングや動作の大きさの許容範囲など)を学べます。鳥たちと自分の時間が鳥たちにとっても心地よいものとなるようにバードウォッチャーは心がけたいもの。身近なスズメで、いろいろな野鳥観察のコツを知ることができるのです。
スズメの顔の模様を覚えていますか?
野鳥を長年観察している方の中には、スズメが現れても「なんだ、スズメか」と言われる人も多いです。確かに、たくさんの種類の野鳥との出会いを重ねてこられるとスズメには注目することも減ると思います。私も子供の頃、たくさんの種類を見ることに情熱を注いでいてスズメを現れても通り過ぎていました。しかし一方では、珍しい鳥だと思って大騒ぎをした鳥が、実はスズメだったということもしばしばありました。そこでスズメを何も見ないで描いてみたところ、模様や色が思い出せず、大反省をした経験があります。以来、“スズメを何も見ずに描けるようになるくらいに知ること”は、野鳥を識別する力の基本だと肝に命じています。
イラストの顔の部分を隠してみましたので色や模様を思い出してみましょう。
スズメの顔の模様、思い出せましたか?
もし間違えた方がいらっしゃいましたら、ぜひもう一度スズメを見にお出かけくださいね。
動物園でウォッチング!
スズメはご存知のようにごく身近な環境にいます。庭や公園のほか、河原、里山など例を挙げればきりがないほどですが、一番身近な場所は住宅地。民家の屋根に止まる姿を見かけます。
街路樹や植え込みの近くにもいます。
また、茶色が多い地味なスズメですので、地面にいるときは保護色でなかなか見つけるのは難しいこともあります。
その場合は、以前紹介した体の少し大きなムクドリを探してみてください。掘り起こした土の上などではいっしょに餌を探すスズメがいます。
スズメはどこにいるか見つけられましたか?
もし、自宅付近でスズメの観察ができないという方がいましたら、ぜひ動物園へお出かけください。動物園はスズメをゆっくり観察できる貴重な場所です。「動物園なら双眼鏡は要らないのでは?」と思われるかもしれませんが、動物園で双眼鏡を使うと「こんなにスズメはかわいいのか!」と思うほどはっきりと見ることができます。ぜひ忘れずにお持ちください。
見るポイントは2カ所。まずは、飼育舎内の餌置き場。
屋根がない飼育舎ではもちろんですが、網の隙間などをうまく見つけて飼育動物用の餌をいっしょに食べている姿を見ることができます。
2つ目は、フードコート付近のテーブル。
主に来園者が食事をする際に出る食べ残しを狙っていますが、来園者も時々食べ物を与えているようです。近くで見られるうえに数も多いので、スズメの観察はとても簡単です。
ただし、人が野鳥に餌を与えることは、鳥のもつ伝染病感染などの問題をはらんでいますので、自らは餌を与えないほうがよいでしょう。
スズメは何を食べている?
スズメは時々お米を食べる害鳥と言われます。事実、夏から秋の田んぼで稲穂に集まってお米をついばむ光景を見かけます。
しかし、実際にお米を食べている時期は一年のうちではごく短い期間で、普段は虫や雑草の種を食べています。道ばたや空き地の雑草の種をついばむ姿は一年中見られます。
夏にマメコガネという害虫や、ヨシの中にいる虫などを食べる姿も見かけます。
カマキリも好物のようで、以前工場の屋根にいた大きなカマキリに挑んでいる光景には驚きました。
スズメが珍しい鳥になる!?
以前、スズメは非常に人を怖がる野鳥でした。お米を食べることで害鳥として捕えられたりしていたので、人間への警戒心は強い鳥でした。しかし、最近は徐々に人になれてきて、今では近寄っても逃げないことが増えました。動物園以外でも、公園のベンチなどで人のすぐ足下まで寄ってくるスズメを見ることも珍しくありません。ハクセキレイ同様、時代によってスズメたちも生態を変えて、したたかに生きています。
人に慣れ始めたスズメたち。目につく機会が増えているので、生息数も増えていると感じてしまいがちですが、実はこの20年ほどで60パーセントも減少したというニュースが最近流れました。原因は営巣場所の減少(瓦屋根が少なくなった)、雛の餌となる虫の減少、天敵のカラスやネコの増加で巣立ったばかりの雛が襲われることが増えたなどの理由が挙げられています。このままではスズメも珍鳥になってしまうかもしれません。
一番身近な野鳥であるスズメ。かわいい姿が見られなくなることがないようにしたいものですね。
撮影地:神奈川県(綾瀬市、海老名市、川崎市、藤沢市)、群馬県(館林市)、埼玉県(狭山市)、東京都(台東区、世田谷区)
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